オフザボールの際に抑えておきたいポイントとパスの受け方のコツ

オフザボール サッカー
  • ボールを持っていない時は何をしたらいいの?
  • パスをもらえない

上記、悩みをかかえている方に向けた内容となっております。

オフザボールの動きがよくなればパスをもらいやすくなるだけでなく、周りの選手を生かすこともできるようになるのでぜひ読み進めてみてください。

オフザボールとは

オフザボールとは、試合中にボールを持っていない状態のことをいいます。

サッカーの試合では、一人の選手がボールを扱っている時間はわずかで、ほとんどがオフザボールの時間帯になります。

つまり、オフザボールの動きの質を高めることは、試合時間を優位に進める上で重要だといえるでしょう。

共通理解が大事!オフザボールの際に意識すべきポイント

オフザボールの動きは、周りが連動して動いていなければそこで流れが止まってしまいます。

周りはただがむしゃらに動くのではなく、チームとしてルールを決めてお互いに理解しあってプレーすることが大切です。

ここでは、オフザボールの際に意識すべきポイントを6つ説明していきます。

※ボ―ルホルダー=ボールを持っている選手

相手の体の向きを見て動きを変える

パスを受ける時は、相手の体の向きを見て動くようにしましょう。

もし自分がFWだったとしてDFラインの裏を狙う際に、相手も裏のスペースを警戒して体を向けている場合は対応されてしまうからです。

逆に足元でもらう動きをして、相手を自分にひきつけてから裏を狙うことでボールが通りやすくなるので、練習から相手の体の向きを見てその逆をとるように意識してやってみましょう。

動くタイミングが大事

オフザボールは動くタイミングが重要です。これが速いとオフサイドになったり、相手に読まれてついてこられてしまう場合があります。

一方、動くタイミングが遅いとボールホルダーが味方のサポートがなく困ってしまいます。

パスを受ける時は、ボールホルダーを見て出せる状況か確認して動くように心掛けてください。

味方が厳しい状況の時のサポートの動き

相手のプレッシャーがかかって苦しいと焦ってボールを蹴ってしまい、結果、簡単にボールを失っちゃうことってありますよね。ただ、その経験は「味方にここにいてほしいな」という場所を、知ることができるというありがたいものでもあるんです。

つまり、近くにいる味方が困っている時は素早く的確な位置にサポートに行き、プレーの選択肢を増やしてあげることが大切といえるでしょう。

DFの視界から消える動きが大事

DFにとって近くの相手が、自分の見える視野の範囲でパスをもらおうとしてくれたら守りやすいですよね。

DFは基本、ボールホールダーと近くにいる相手を見れる位置に立って守らなければならなく、自分の視界から消える動きをされたりするとそれに対して適切なポジショニングをとらなければならなくなります。

パスを受ける時は、DFの視界から消える動きも加えたりなどして楽に守備させないようにしましょう。

先のプレーを予測して動く

試合では常に、先のプレーを予測して動くことがとが大事です。

ただボールが欲しいから動くだと他の味方へのパスコースを塞いだり、本来自分がいなければいけないポジションに立ってないなんてことも起こってしまいます。

パスがもらえない位置にいる時は無理をせず、次にボールを受けそうな選手を予測して適切なポジションをとるようにしましょう。

クロスステップやバックステップを使う

試合中はずっと普通に走っていれればいいという訳ではありません。

なぜなら、味方や相手、ボールの位置からなるべく目を離さずに動かなければいけないからです。

視野を確保したまま走るためにも、クロスステップやバックステップを使って体の向きを自分でコントールできるようになりましょう。

オフザボールの動きが大事!パスの受け方のコツ

味方からパスがもらえないって感じたことある人って意外と多いと思います。その場合、信頼されていないケースもあるのですが、ほとんどはボールのもらい方に問題があります。

ここでは、パスの受け方のコツを5つ説明するのでぜひ練習から意識してやってみましょう。

パスを受ける時は、出し手との共通理解が大事なので以下記事を参考にしてみてください。

ボールを受ける場所

ボールを受ける場所は、ボールホルダーが向き合っているDFの横(左右)もしくはその少し奥でもらうようにしましょう。

角度でいうとボールホルダーから見て、大体45°と60°の位置でベストは奥の60°でボールをもらうことです。

この位置をとるメリットについて、以下でまとめてみました。

  • 相手にパスコースを読まれづらい
  • ボールホルダーはパスの受け手が視野の範囲内に立っているので見やすい
  • 向き合っているDFが、ボールホルダーから目線を外さないとパスの受け手の場所を確認できない
  • 横(45°)はパスカットされにくい
  • 少し奥(60°)はDFのより近くをボールが通過するためパスカットされやすいが、通すことができたら相手を抜いた状況を作れる。

サッカーは、味方同士で理解しあうことが大切でそれができると自然とパスも繋がっていきます。  

ボールホルダーの視野に入るように動く

パスの受け手側は、ボールホルダーの視野に入ってパスを受けるようにしましょう。

いくらボールが欲しくて動き回っても、ボールホルダーの視野に入っていなければ気づいてもらえないからです。

ただし、試合の場面によってはボールホルダーの遠くにいて視野に入れない状況もあります。そういった時は、無理にもらいにいかず自分の近くにいるパスを受けそうな選手を予測して動くようにしましょう。

ボールホルダーに体の正面を向けながら動く

試合ではパスを止まってもらうだけでなく、動きながらもらう場面もあります。

例えば、DFラインの裏を狙っている場面やSBがオーバーラップしてサイドを駆け上がる時です。

動きながらパスをもらう際によくあるのが、進行方向をむいて走ってしまいパスが来ないことです。これだとボールホルダーは、パスをもらう準備ができていないと判断してしまい、プレーの選択肢から外されてしまいます。

パスをもらう時は、体の正面をボールホルダーに向けながら走り、「準備はできているよ」とアピールするようにしましょう。

パスをもらう前に首を振る

パスをもらう際は、その前に首を振るようにしましょう。

ただ首を振って見たフリをするってあるあるですが、それでは何の意味もありません。しっかり目で見て、情報を頭に入れた上で行動するように心掛けてください。

パスをもらう前は声を出して意思表示する

パスをもらう前に声を出すと、相手にバレてしまうという考えを持った人もいると思いますが、声を出して要求してもパスが来ないことって全然あります。

レベルが上がるとアイコンタクトで通じ合えるようになりますが、「声を出す=バレる」というデメリットばかりではありません。

逆にDFがつられて囮になったりなど相手との駆け引きに使うこともでき、「味方にここにいるよ」と合図も送れるので、ぜひ試合で利用して相手を困惑させてみてください。

オフザボールの練習方法

最後に、オフザボールの練習方法について説明します。ぜひ、前述に説明した内容を意識して取り組んでみてください。

ステップ練習

ステップ練習では、試合中によく使われるサイドステップやクロスステップ、バックステップなどを行います。

はじめのうちは、正しいフォームで重心をどこに置いたら動きやすいかや体は正面を向いているかなど確認しながらやってみてください。

そして、徐々に慣れてきたらコーンを何個かおいて、ぶつからないで素早くステップする練習にレベルアップしましょう。

コーンを使った3対1

練習方法

  • コーンを4つ使い、四角形を作る
  • 四角形の中に4人入り、1人が鬼(DF)で三人でボールを回す
  • ボールを奪われたりコーンの外に出たら鬼交代

この練習のポイントとしては、ボールを持っていない味方のサポートの動きとボールホルダーはDFに体の正面を向けるということです。ボールを持っている時にDFと向き合うことで、右や左にパスを出すことができ、選択肢を増やせるのでぜひ意識してみてください。

2対1のシュート練習

この練習は二人が攻撃で一人が守備をし、攻撃側は最終的にシュートを決めることができれば勝ちです。

数的優位な状況で攻めれるので、ボールを持っていない味方はパスを受けられる位置へ動いて常に参加するようにしましょう。

まとめ

今回は、「オフザボールの際に抑えておきたいポイントとパスの受け方のコツ」について解説しました。

サッカーは、ボールを持っていない時にどうするかで試合の展開が大きく変わるので、オフザボールの動きを知識として頭に入れ、練習に取り組んでみてください。

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