ミスを減らそう!トラップの基本と練習方法【サッカー初心者向け】

サッカーのトラップの基本 サッカー
  • トラップするとボールが前に転がっていってしまう
  • ボールが浮いてしまう

そんな悩みを、抱えている方向けの内容になっております。

正確なトラップができれば、次のプレーをスムーズに行うことができます。
本記事でまとめた内容をマスターして、自分の止めたいところにトラップできるようになりましょう。

今回は最初に「トラップの基本」を説明して、その後「トラップの練習方法」を解説します。スキルアップしたいと思っている方は、ぜひ読み進めてみてください。

トラップとは

トラップとは、ボールを止める技術のことで味方からパスを受ける時に主に使われます。

トラップができなければ次のドリブルやパスなどのプレーが遅れてしまったり、相手にボールを奪われてしまいます。

そのため、トラップはサッカーにおいてとても重要な技術といえます。

トラップの基本

サッカーのトラップは、手以外の体のいろんな部位でボールを止めることをいいます。

ここでは、その中でも試合で最も使われることの多い「インサイドトラップ」について説明していきます。

インサイドトラップとは、足の内側でボールを止める技術のことです。これができるようになれば、次のプレーがよりスムーズに行えるようになります。

以下では、インサイドトラップをする際に意識すべきポイントを6つ説明していきます。

足の内側の面を準備する

パスを受ける際は、ボールに対して足の内側の面を準備するようにしましょう。

また、その時はパスを出す相手の方に体を向け、足首は90度を意識してください。

足首が下がっている状態だとボールの勢いに負けてしまい、正確にコントロールできないのでぜひ意識して取り組んでみてください。

ボールの中心より少し上に当てる

トラップは、ボールの中心より少し上で止めるように意識しましょう。

ボールの中心より下で止めると浮いてしまい、中心だとボールの衝撃を受けやすいからです。

はじめのうちは、ボールを後ろにそらしてしまうこともあると思いますが、失敗を恐れず徐々に感覚をつかんでいきましょう。

膝を軽く曲げボールを体全体で吸収するイメージで止める

トラップする時は、リラックスした状態で行う必要があります。

体に力が入った状態だと衝撃を吸収できず、ボールが前に転がってしまうからです。

そのため、トラップする側の足は膝を軽く曲げるようにしましょう。そうすることで、体の力が抜けボールを足元に止めることができます。

足を体の少し前に出して止める

トラップする側の足は、体の少し前に出して止めるように意識しましょう。

ボールが足元に入りすぎてしまったり、体から離れた位置で止めてしまうと次のプレーが遅れてしまいます。

トラップをする際は、次のプレーがしやすい位置に止めるように心掛けてください。

姿勢をよくする

はじめのうちは、ボールを見すぎてしまい姿勢が猫背になっていることがあります。

顔が下がっている状態では視野が狭くなり、ボールを奪いにくる相手に気づくことができません。

ボールを受ける時は、姿勢をよくして相手とボールが見えるようにしましょう。

浮き球のトラップのやり方

試合では転がってきたボールをトラップする他に、浮いたボールを処理する時があります。ロングパスやルーズボールをトラップする場合です。

以下では、浮いたボールに対応できるトラップを2種類ほど説明していきます。

進行方向に運ぶトラップ

次のプレーをしたい方向へ、ワンタッチでボールを運びたい時に有効なトラップです。
主にインサイド(足の内側)やアウトサイド(足の外側)を使います。

以下では、やり方を手順ごとにまとめました。

  1. ボールの落下地点に移動
  2. 両足を肩幅に開く
  3. 足を上げ、「面」を準備しておく
  4. 上げた足をボールの横から振り子のようにおろす

この時のポイントとしては、ボールの中心より少し上をバウンドした瞬間に触ることです。

間に合わずバウンドしてボールが上にあがってしまった場合は、無理に足でトラップしようとせず体全体で止めるようにしましょう。

足元に置くトラップ

ここからは、足元にボールをおさめたい時に有効なトラップを説明していきます。

以下では、インステップ(足の甲)のやり方を手順ごとにまとめました。

  1. ボールの落下地点に移動
  2. 足を軽く地面から浮かせ「面」を準備しておく
  3. ボールに触れるタイミングで下におろす

この時のポイントとしては、体の力を抜いて指の上でトラップすることです。

指の部分は柔らかく、ボールを吸収するのに適しているからです。ちなみに、インサイドやアウトサイドの場合も、指(内と外)でトラップすることをおすすめします。

トラップの練習方法

ここでは、トラップの練習方法について紹介します。ぜひ、前述に説明した内容を意識して取り組んでみてください。

家の中でできるトラップ練習

  • 練習したいの雨が降っている
  • 家の中でボールを蹴ったら怒られる

そんな悩みを抱えている方に、簡単にやってもらえる内容になっております。

練習方法

  1. トラップする時の形を作る
  2. その状態を3秒くらい維持する
  3. これを左右交互にくり返す

トラップする時は、片足で立っている状態のため上半身が安定しないと上手くトラップできません。バランス感覚を養うトレーニングにもなるので、実践してみてください。

一人でできるトラップ練習

相手がいなくてもできるトラップ練習になっているので、自分のペースでコツコツやってみてください。

壁当て

練習方法はシンプルで、壁に向かってボールを蹴ってはね返ってきたらトラップするというものです。ワンタッチでボールをすぐ蹴れる位置におくことを意識しましょう。

また、徐々に慣れてきたらタイムを計るのもおすすめです。例えば、回数を20回と決めてどれくらいかかるか計ってみてください。

以下記事では、パスの蹴り方について説明しているので一緒に合わせて練習してみましょう。

ボールを上に投げる

2つ目の練習は、上に投げたボールをトラップするというものです。
慣れてきたらさらに高くボールを上げたり、胸やももでトラップするなどいろいろアレンジしてみてください。

複数人でできるトラップ練習

複数人いると、練習のバリエーションも増やすことができます。親や友達などを誘って、一緒に練習してみてください。

ボールを蹴りあう

一定の距離をとって、ボールを蹴り合う練習です。相手からのパスをトラップするので、より実践向けの練習をすることができます。

また、複数人でやることによって「第三者の意見」を取り入れることができるというメリットがあります。

一人で練習していた時には気づけなかったことを発見できるので、相手とはしっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。

片方が投げたボールをトラップ

浮き球を処理する練習の一つで、片方の相手が投げたボールをトラップするというものです。

相手に頼んで、いろんな軌道のボールを投げてもらうようにしましょう。

まとめ

今回は、「トラップの基本と練習方法」について解説しました。

トラップのミスを減らし、自信をもってプレーできるように取り組んでみてください。

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